【パリの人々に聞いてみた】第一回:50年後、パリはどうなっていると思いますか?
初めに
こんばんは。最近更新が途絶えていましたが、パリに引っ越していた為です。
パリといっても現在僕が住んでいるところは多くの日本人が知っている観光地区では無く少し汚く、治安の悪い18区です。実際多くの人たちがパリを恋愛やファッションの街だと思っています。ところがパリは多様な文化、人種、考え方の人々が共存している場所です。
そこで今回、このプロジェクトのコンセプトを思い立ちました。パリの街中にいる人々にあるテーマ(愛、料理、テクノロジー等)について質問をしよう、というものです。
そうする事によってパリジャン達の考え方やライフスタイルの多様性、そしてフランスの文化をそのまま日本の皆さんに伝える事が出来ると思ったからです。
これから定期的に書いていくこのコーナーにある記事を読む事によって読者の視野や知識が広がると信じています。
今日のパリジャン:アリエル (20歳)
今日のテーマ:50年後のパリ
僕:「50年後、パリの街はどう変わっていると思いますか?」
Ariel : 「僕が思うには、パリはとても綺麗で明るい街になっているよ。緑(公園、並木道)は増えて、空気汚染も今に比べたら減っているはず。」
僕:「ずいぶん楽観的ですね。」
Ariel : 「そうかもしれないね。予測というよりは希望に近いのかもしれないかな。それでもパリジャンの大半は既に公共交通機関(メトロ、バス、トラム)を主な交通手段として使っているし、技術も発展したおかげで車等の排気ガスが抑えられるようになった。」
僕:「しかし実際にパリをよりキレイにするには技術よりも住人の心がけだと思いませんか?」
Ariel : 「それは確かにそうかもしれないよね。パリで最近開催された COP21でも皆指摘していた問題なんだけど、民主主義かつ資本主義の国では、経済成長を第一に掲げる政府よりも国民がまず先導して環境問題に取り組むべきだと思うんだ。」
僕:「でも最終的な問題点は、多くの統計から見られるように環境問題に関心を持つ人々が少数派だということなのでは?」
Ariel :「それは少し違うかもしれないな。最近フランス、特にパリではエコロジーに興味を持つ人が増え始めているよ。ちょっとした事だけど例えば有機栽培の食べ物だけを買ったり、ビニール袋を極力つかわないようにしたり色々工夫している人は僕の身の回りにも沢山いるよ。」
僕:「それは皆見習うべきですね。先進国に住む人たち全員が力をあわせてこういった努力をすれば、50年後多くの街がキレイになっているかもしれませんね。」
Ariel :「そうだね、僕もそうなる事を願っているよ。(笑)日本の皆もよろしくね!」
終わりに
これから定期的に更新していくこのコーナー、気に入ったなら是非コメントを残していってくださいね。
また、扱ってほしいテーマがある場合、連絡くれればその話題に関してパリジャンの意見を聞きに行きます。
最後まで読んでいただきありがとうございます〜。