【90年代音楽】フランスのオールドスクール・ヒップホップ

https://i.ytimg.com/vi/Xd_fwylTabY/maxresdefault.jpg

こんばんは。フランスの音楽と言ったら日本人はアコーディオンの軽快で古っぽい曲を思い浮かべるはず。実際、最近のフランスのヒット曲はどうしようもないぐらい商業的なポップ曲ばかり。そこで今回は古き良きフランスのファンキーなヒップホップ曲を5つ、読者の皆に紹介しようと思う。 

 

IAM - Je danse le Mia


IAMはマルセイユで1989年に結成されたヒップホップ・グループ。グループ名のIAMは火星からの侵略の略。(火星=Marsはマルセイユの比喩)

90年代のフランス・ヒップホップシーンを多いに盛り上げ、巨大な人気を築いた。

 

Alliance Ethnik - Respect 


Alliance Ethnikは1990年に多国籍(アルジェリア、イタリア、フランス、コンゴ)の5人のメンバーによって結成されたヒップホップ・ユニット。

アメリカのG−Funkから影響を受けたこのシングルはベルギー、フランス、ドイツ等ヨーロッパ諸国で大ヒットした。

 

Alliance Ethnik - Honesty & Jalousie


Respectと同時期に発表されたこの曲も当時のフランスで大人気となり、若者のハウスパーティー等で流されていた。

ちなみにAlliance Ethnikは民族同盟の意。(Alliance=同盟、Ethnique=民族)

 

113 - Jackpot 2000


113は北アフリカと西アフリカをルーツに持つメンバー達が1994年にパリ郊外で結成したグループ。1999年に発表されたこの曲は確かなフロウ、ディスコを思わせるようなシンセの音とサビ部分の高い歌声が魅力だ。

 

Doc Gynéco - Dans ma rue (High for the Chronic)


「踊れる」曲では無いが、個人的に日本の読者皆に紹介したかったのがこれ。アルバムのカバーをうちのファッションブログのアイキャッチ画像に使われている程、好きなアーティストだ。

Doc Gynécoもやはりパリ郊外で生まれたラッパー。フランスの「ベスト・ラップアルバム・トップ10」に選ばれた事もある等、現地では有名。G-Funkのビートを背景に甘く、ゆっくりした口調で歌う独特の雰囲気は聞けば聞くほどはまる。

アルバムの曲全てが素晴らしい出来なので是非聞いてみてほしい。