【恋愛・仕事・家族】人間関係が楽に!「聞き上手」になる方法を伝授します。

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「コミュニケーション」は現代社会の基盤となっている程、私たちにとって大切なものです。しかし実際、多くの人がこの必要不可欠なスキルを習得できずに成長し、孤独を抱えて生きています。「話す」あるいは「聞く」技術の根本を理解していないからです。そこで今回は円滑な人間関係を築く為の第一歩、「人の話を聞く」方法を読者の皆さんに伝授しようと思います。

 

知っておきたい数字

人間は1日の70%をコミュニケーションに費やしている。その内なんと、45%を「聞く」事、30%を「話す」事、そして残りを読み書きに注ぎ込んでいる。

 

 

聞き上手になる為の7つのルール

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聞き上手な人は相手が言っている事を理解するだけでなくその隠れたニュアンスまで読み取る事が出来ます。

これが出来るようになるには相手の言葉と身体の発するメッセージを観察しなければなりません。

例えば、ある友達が床をジーッと見ながら口をへの字にして「元気だよ。」と言ってもそれが本当ではなく、彼に何か悲しい事があったと考えられますよね。これに気づく事が出来たのは友達の「言葉」のメッセージと「身体」のメッセージの矛盾に気づく事が出来たからです。このように日常には隠れたメッセージが沢山潜んでいます。

さて、会話がただ単に言葉のやりとりでは無い事を意識した上で以下のルールを読んでみてください。

ルール1:聞く事≠話す事

私たちがが聞くよりも多く話していたら、2つの舌と1つの耳を持っていた事でしょう。(Mark Twain)

話す時は話し、聞く時は聞きましょう。相手が話している時は割り込まず聞く事に徹する事が大切です。これが出来ないと相手は会話に満足する事が出来ず良い印象を受けません。お互い自分の話だけをしようとすれば会話は成り立ちません。自分の意見を言いたければ相手が話し終わった時にすればお互い良い時間を過ごせるはずです。

 

ルール2:聞く時は話に集中する

人の話を聞く時多くの人は聞いていそうで頭の中では全く違う事について考えています。雑念を取り除き、相手の言う事に集中しましょう。人の言う事を全部理解すればその人の性格、背景等気づく事は沢山あります。その情報を元手に会話を進めていけばより盛り上がる事確実です。

 

ルール3:聞く時は相手が話しやすい環境を作る

相手の話を聞き、それを理解したら次にする事は良い会話環境作りです。

  • まずはジェスチャー(うなずき等)や言葉(なるほど・それでどうなったの?等)を使い話の続きを促しましょう。
  • 聞く時は相手の目をしっかり見ながら。(目が泳いでいたり、時計を見ていたら話す人にとって不快ですよね。)
  • 聞く時、物をいじらない。(携帯、爪、コップ等々)

これを意識するだけで相手はより話しやすくなり心を開いてくれるはずでしょう。

 

ルール4:聞く時は共感する

 人は会話をする時、少なからず自分の観点から話します。ここで大切なのは「共感」です。あなたも、その話相手もそれぞれ自分の考え方を持っています。ここで相手の意見を理解しようともせず自分の考え方を押し付けたら「この人は一緒にいて楽しくない」と思われます。例え相手の意見に賛成でなくてもそれを真っ向から否定せず、相手の考え方も視野に入れて自分の意見を共有しましょう。お互い相手の意見を受け入れる事が出来ない人間の場合、会話はまず成り立ちません。

 

ルール5:聞く時は気長に

人はそれぞれ自分の話すペースを持っています。話している途中で相手がいきなり黙ったら、沈黙が気まずいからと言って適当な事を言ってはいけません。相手はもしかしたらどう表現すればいいのか考えているのかもしれませんし、思い出したくない事があるのかもしれません。「聞き上手」になるには気長でいるのが一番です。せっかちな人や常に焦っている人と話していても疲れるのは当然。相手のペースに合わせて話を聞いてあげましょう。

 

ルール6:聞く時は相手の口調に気をつける

 人は話す時、口から3つのメッセージを発します。

  • 話の内容
  • 口調
  • 声のボリューム

話の内容はともかく、口調は直接的なメッセージでは無いため、最初は聞き取りづらいかもしれません。しかし話の内容よりも多くの情報を伝えてくれる事があります。これはボディーランゲージと同じで、「僕は幸せだ」と相手が言う場合、ゆっくり言うのと早口で言うのでは大きく内容が変わります。このように相手の話を聞く時は言っている事だけでなくその言い方にも気をつければより深い理解につながります。

 

ルール7:自分と相手のボディー・ランゲージに注意する

話を聞く時、まずは自分のボディー・ランゲージに気をつけないといけません。何故なら会話の55%は身体言語でされているからです。もし貴方が相手の話に興味を持っていなければ「態度」にそれが表れます。そこで今回は意識するべき点をいくつか挙げようと思います。

  • 「姿勢」:もし貴方が椅子によりかかっていれば相手の話にまったく興味を持っていないと思われます。相手の方へ身を乗り出しましょう。
  • 「視線」:これもさっき挙げましたがあなたが周りをキョロキョロ見ながら話を聞いていれば、相手は不快な気分になります。アイコンタクトを意識しましょう。
  • 「距離」:人はそれぞれ自分のパーソナルスペースを持っています。あまり知らない人ならあまり近づきすぎないように気をつけ、親密な人なら離れすぎないように。とても普通の事の様に見えますが意識するだけ違います。
  • 「身体」:相手が話す時、腕をくんでいれば相手も無意識に話す気を失います。ここで、「ミラーリング」(真似)というテクニックを使いましょう。相手のボディーランゲージを真似れば自然と話も盛り上がります。

 

終わりに

さて、この記事を読んで普段の会話が「言葉」だけでは無い事に気づく事が出来たでしょうか。しかし、読んだだけではこの記事は何の効果もありません。実際にここに書いてあるテクニックを使う事によって読者の日常は変わるのです。今挙げたこの7つのルールを人との会話で騙されたと思って実践してみてください。

この記事のおかげで読者が「聞き上手」になる事を願います。